the process behind O2PETeau
すべては一匹の猫から始まった
こんにちは。
P.W.L.カンパニー代表の山下です。
このページにお越し下さり、誠にありがとうございます。
O2PETeauは、ペットに気軽に酸素と水素を供給できる画期的な商品です。
この商品のアイディアの背景には、一匹の猫との特別な出会いがありました。
11年前のことです。
当時、私の主な勤務場所は古い工場で、その工場に一匹の野良猫がやってくるようになりました。従業員が昼食時にお弁当を分け与えていたため、猫は次第に工場に住み着くようになり、「にゃんちゃん」という愛称で可愛がられるようになりました。
にゃんちゃんは非常に人懐っこく、もともとは飼い猫だったのではないかと思われました。飼い主を探しましたが見つからず、最終的に私がにゃんちゃんを引き取りました。
にゃんはとても可愛い子で、頑固な一面もありますが、仕事の疲れをほっとさせてくれる存在でした。
子どもがおらず、先の見えない不妊治療をしている私にとっては、子どものような大切な存在になっていきました。
写真は、会社のコピー機に乗って寝るのが好きだったにゃんの姿です。
にゃんは腎臓が悪かったため、ミネラルを調整した病院処方のペットフードを与えておりました。そんな中、にゃんが11歳になった頃、ある日、突然、にゃんの両足が動かなくなったのです。
あわてて病院に連れて行くと「血栓塞栓症」という症状で、心筋症により血栓ができ、それが足の手前で詰まっているから、足に血が通わなくなっている、と言われました。やがて心臓の方に血も来なくなる。今晩が山場でしょう、と。
ついさっきまで元気だったにゃんの、まさかの余命宣告でした。
その日、私はただただ、にゃんに寄り添いました。
にゃんは息苦しそうに息を上下にはぁはぁとさせて、小刻みに一分間に何十回も胸を上下させています。その苦しそうな姿に、私は自分の身と代わってあげたいほどでした。酸素が足りず息苦しいのだろうと、なんとかしてあげられないか。
当時私は、酸素カプセルに通っていたため、その時に買っていた濃縮酸素を与えました。そして、冷えてしまった身体を電気あんかで温めました。
必死の介抱が良かったのか、その日にゃんは、なんと生き延びたのです!
獣医師からは、「ほとんどの猫が、足が動けなくなると死ぬのに、この子は生命力が強いね」と言われました。
にゃんは少しずつ回復し、2週間後には、歩けるようになりました。
私は、心筋症による酸素不足を補うために、にゃんちゃんに酸素水を与えようと考えました。しかし、人間用の酸素水は、腎臓の悪いにゃんにとっては、ミネラルが心配でした。しかし、ペット用の酸素水は、とても金額が高いものしかありませんでした。
大事なにゃんのためには、もちろん金額は関係ありません。
ペット用の酸素水を購入して、にゃんに与えるようになりました。
ちょうどその頃、私自身が、不妊などの症状には水素が良いと、知り合いに水素を勧められました。水素は、血流をよくするので、心筋症などにも良いという話を知りました。そこで、これは、私だけでなく、にゃんにも良いのでは、と思い、十数万を出して水素発生器を買いました。にゃんの苦しさの軽減になるものなら、良いと言われるものは全て試したかったのです。
そして、ペット用チューブマスクで水素を与えるのですが、そのマスクをにゃんは嫌がって、水素を与えることがなかなかできませんでした。
代わりにその水素発生器で作った水素水をにゃんには与えるようになりました。
そこから私は、「酸素と水素を一緒に与えられるペット用の水があれば良いのに」と考えるようになりました。そして、同じような悩みを持つ飼い主のために、低価格で供給できる商品を作れたら喜ばれるだろうと思い、O2PETeauの構想が始まり、最適なメーカーを見つけることが出来、やりとりが始まりました。
しかし、にゃんの最初の発作から3ヶ月後。
にゃんがいつもどおり歩けるようになり、安心した矢先のこと。
2024年7月に、にゃんはまた血栓がつまり、2日後にこの世を去りました。
最期まで、一生懸命、生きよう、生きようとしていました。
・・・今思うのは、幸せな瞬間というものは、
終わった後で気づくのだということです。
にゃんがいた何気ない毎日が、
どれだけ幸せで、どれだけ豊かだったのかと身に染みます。
ただいるだけで、にゃんがどれだけ大事な存在だったのかと。
にゃんを思わない日は、一度もありません。
O2PETeauのロゴには、実はにゃんの顔をこっそりと、しのばせています。
全てのペットを愛する人のために。
そして愛すべきペットのために。
O2PETeauが役に立てば、幸いです。
2024年8月28日 P.W.L.カンパニー 代表 山下量子